自分でできる栽培ガイド・マメ知識
植物のお手入れは季節ごとに少しずつ変わってきます。
植物を長く楽しむために必要なこの季節の手入れ方法をご紹介いたします。
いよいよ冬本番です。冬支度の準備はもうお済でしょうか?
冬といえば「寒さ」ですが、意外と「乾燥」も侮れません。特に室内で管理している植物は、暖房の影響で乾燥しやすくなりますので、注意が必要です。置き場所や各植物の特徴に合わせた準備をしておきましょう。
寒くなると朝晩に植物が凍ってしまう事があります。大きな植物は不織布で全体を包みます。この時、風で飛ばされないよう固定するなど場所に合わせた工夫も大切です。庭植の場合は、フレームかけやマルチングをおすすめします。ダンボール、発泡スチロール製の箱をかぶせてるのも効果があります。 もしも凍ったしまったら、全体を新聞紙に包むなどして徐々に解かし、元の状態へ戻してやりましょう。
今月の水やり
室内に置いた植物に関しては、水やりはできるだけ鉢の土が乾燥しきるまで控えて、葉水を与えましょう。植えたばかりの球根、地上部のなくなった宿根草などは、2.3日に1度必ず水遣りをし、枯らさないように気をつけます。地植の植物に関しては特に必要ありません。
今月の肥料
落葉樹には寒肥を与えましょう。 春早く花を咲かせる植物にも忘れず施肥を施します。
鉢植えには、緩効性有機肥料を鉢の縁に入れておきましょう。
今月の選定
今月は落葉樹の剪定がおすすめです。葉が落ちた木々は枝の形が分かりやすいので、夏場のせんていりも形を整えやすくなります。思わぬところから出てきた枝や、好ましくない方向へ伸びているような不要な枝は根元から切り落としましょう。葉が茂ってきたときに日当たりや通風が悪くならないかどうかを考えながら、お好みの樹形に剪定しましょう。
ただし、すでに出来ている花芽を切り落とさないように気をつける必要があります。
今月の病害虫対策
冬の間に病気の菌や虫の卵を一掃しておくと、春以降の病虫害発生を少なくできます。やっかいなカイガラムシの駆除もしやすい季節です。見つけたらブラシなどでこすり落としましょう。枯葉や花がらはうどんこ病やカビなどの原因となりますので、取り除いておきましょう。
どう手をつけていいのかわからない、そんな時はがーでんパパまでご相談ください。
今月の植物
12月によく見かける植物と言えば、「ポインセチア」「サザンカ」「プリムラ」。
年末年始の多忙な時期ですが、植物たちの年越し準備もしっかりしてあげましょう。
ポインセチア (トウダイグサ科トウダイグサ属)
サザンカ (ツバキ科ツバキ属)
プリムラ (サクラソウ科サクラソウ属)