自分でできる栽培ガイド・マメ知識
植物のお手入れは季節ごとに少しずつ変わってきます。
植物を長く楽しむために必要なこの季節の手入れ方法をご紹介いたします。
6月は梅雨の季節。梅雨がくると元気になる植物もあれば、弱くなる植物もあります。植物の性質をよく把握し、環境を整えてあげなくてはならない時期でもあります。
今月の水やり
梅雨のジメジメした季節が始まります。
鉢植えの土は当然の事ですが、湿度が高いと乾きにくくなります。気候は暖かいですが、いつも通りに水を与えていると、過湿を嫌う植物ではすぐ根ぐされを起こし弱ってきます。鉢の土が完全に乾いてから水をやる事を心がけましょう。
お庭の植物などは「雨が降ってるから大丈夫だろう」という過信は禁物です。この季節は成長が著しいので、水遣りを忘れると水分不足になってしまうこともあります。環境を整えるのが大変な季節ですが、まず毎日こまめに植物の状態わ観察してやる事が大切です。
今月の選定
ジメジメした梅雨の時期は、枝葉が込み合っていると空気が循環せず、病虫害が発生するのに適した環境となってしまいます。枝葉を切ってすかしておきましょう。また日当たりが悪くなるのも植物の成長を妨げる原因になります。この季節は植物が生長しやすい時期なので、植物にとってよい環境作りを心がけましょう。
特に、枯れた枝や傷ついた枝、主幹から伸びてきた枝、立ち枝は切り取っておきましょう。ツツジ類はこれから伸びる枝に花芽がつきます。花が終わったらすぐに切りましょう。せっかくの花芽をつんでしまうことになり、来年は花が見られないことになりかねません。
今月の病害虫対策
6月は病虫害がとても好むジメジメした気候が続きます。
また、病害虫のえさ・栄養となる植物が梅雨の影響で弱っていたり、風通しが悪く空気の循環が悪いと、病虫害が発生したり、増えたりする環境が整ってしまいます。一番大切なのは、毎日よく植物を観察し、異常がないか確認しましょう。そして、何かあった場合はできるだけ早く対処・治療してやることが大切です。
また、病害虫ごとに、発生原因が異なります。
何の病害虫が発生しているのか、原因は菜になのか、どういった対処方法が必要なのか。それぞれのケースに合った対応が必要になってきます。どんな対応をしていいのかわからない、そんな時はがーでんパパにご相談下さい。
今月の植物
6月の植物と言えば、「アジサイ」「ラベンダー」「アガパンサス」をよく見かけます。
湿度が高く過ごしにくいこの季節の気分を前向きに変えてくれます。
アジサイ (アジサイ科アジサイ属)
ラベンダー (シソ科ラヴァンドラ属(ラベンダー属))
アガパンサス (ユリ科アガパンサス属)