自分でできる栽培ガイド・マメ知識
植物のお手入れは季節ごとに少しずつ変わってきます。
植物を長く楽しむために必要なこの季節の手入れ方法をご紹介いたします。
寒くなると朝晩に植物が凍ってしまう事があります。大きな植物は不織布で全体を包みます。この時、風で飛ばされないよう固定するなど場所に合わせた工夫も大切です。庭植の場合は、フレームかけやマルチングをおすすめします。ダンボール、発泡スチロール製の箱をかぶせてるのも効果があります。 もしも凍ったしまったら、全体を新聞紙に包むなどして徐々に解かし、元の状態へ戻してやりましょう。
今月の水やり
地植えの植物に関しては特に水やり必要ありません。
鉢植えの場合は、空気がとても乾燥する季節なので放っておくと鉢の土が乾ききってしまいます。鉢土が乾いているかどうかを確認して、暖かい日の午前中にたっぷり水を与えましょう。
今月の肥料
植え込みの植物には植物の周りに深さ5センチ~30センチくらいの穴を掘り有機質肥料を埋めましょう。 鉢植えには置き肥えにします。やりすぎには注意しましょう。
今月の選定
今月は落葉樹の剪定がおすすめです。葉が落ちた木々は枝の形が分かりやすいので、夏場のせんていりも形を整えやすくなります。思わぬところから出てきた枝や、好ましくない方向へ伸びているような不要な枝は根元から切り落としましょう。葉が茂ってきたときに日当たりや通風が悪くならないかどうかを考えながら、お好みの樹形に剪定しましょう。
ただし、すでに出来ている花芽を切り落とさないように気をつける必要があります。
また、太い枝を切り落とした際は、切り口に保護剤を塗ってあげましょう。
今月の病害虫対策
この時期、病虫害はほとんど発生しません。逆に言えば、今のうちに病原菌や害虫を見つけて対策し、春以降の病虫害被害を防ぐチャンスです。
天地返し
大寒の時期に土を掘り起こし、下部分となっていた土を地表に出します。こうすることにより、地中の害虫などに寒さと日光をあてる事により、土中に隠れている害虫の卵や幼虫などを退治する事ができます。これを「天地返し」と呼びます。
枯れ葉・枯れ枝
枯れ葉(落ち葉)や枯れ枝、病気の跡のある枝は付け根から切り取り、処分します。
枝の分かれ目、樹皮の裂け目などに害虫の卵やさなぎなどを発見した場合は、すぐに取り除きます。
どう手をつけていいのかわからない、そんな時はがーでんパパまでご相談ください。
今月の植物
1月によく見かける植物と言えば、「キンセンカ」「スイセン」「カランコエ」。 年始のバタバタした日々が続きますが、植物たちが凍らないようにしっかり世話をしてあげましょう。
キンセンカ (キク科キンセンカ属)
スイセン (ヒガンバナ科スイセン属)
カランコエ (ベンケイソウ科カランコエ属)